[記事公開日]2016/04/19

エコノミークラス症候群の初期症状とは?原因と対策・予防について

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「エコノミークラス症候群」

よく耳にするけれど、果たして自分の症状がエコノミークラス症候群に当てはまるのかどうか、どのように対策をとり予防すればいいのかわからない方もいらっしゃるかと思います。

そこで今日はエコノミークラス症候群の、初期症状・原因と対策・予防方法についてお伝えしていきます。

 

エコノミークラス症候群とは


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いかにも飛行機に乗っている時に出る症状のような名前ですが、「エコノミークラス症候群」、別名「旅行者血栓症」とも言います。
正式な医学的名称は「急性肺血栓塞栓症」と言います。

飛行機のエコノミークラスのような狭い空間に、長時間同じ体制で過ごしたときに起こります。
かつて、飛行機のエコノミークラスに乗っていた乗客が、到着後に急激に具合が悪くなり死亡する事故が相次いだり、ワールドカップを目前に控えたサッカー選手が発症したことにより、エコノミークラス症候群と呼ばれ、広く世間に知れ渡りました。

エコノミークラス症候群の原因

長時間に渡って同じ姿勢のまま足を動かさずにいると、足の血管に血液がたまり、ひざの裏や太ももの奥にある静脈に血のかたまり(深部静脈血栓)ができます。

これによって生じた血栓が、立ち上がった際などに血の流れにのって移動し、肺まで流れると血管が詰まり、「胸の痛み」や「息苦しさ」を感じます。

多くの場合、飛行機到着後すぐに発作が起こりますが、1~2週間後に自宅で突然発作が起こる例もあります。

また、既にご存知の方がほとんどかと思われますが、エコノミークラス症候群は、飛行機内だけで起こるものではありません。
バス、電車、車、ビジネスクラスの機内でも十分に起こる可能性があります。

エコノミークラス症候群の初期症状

近年、格安で人気の夜行バス。
足元の狭いバス内で一晩中長時間に渡って同じ体制でいる乗り物の1つです。

これは私の経験ですが、夜行バスに乗る際に靴を脱いでおくとします。この状態のまま長時間座ったままバスに揺られ、早朝現地に到着した時に靴をはこうとしても、片足がむくんで靴が入らないことが多々ありました。

  • 片足のむくみ
  • 片足の痺れ
  • 片足の軽い痛み

これらを伴う症状は、エコノミークラス症候群の初期症状です。
初期症状の段階では、まだ血栓はできてはいませんが、血流が悪くなっている証拠です。

上記のような症状が見られた場合、すぐに対策を行うようにしましょう。

 

エコノミークラス症候群の予防と対策


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上記のような症状が表れた場合、どのような対策をすればいいのか、またエコノミークラス症候群にならない為の予防策をご紹介します。

こまめに水分補給をする

エコノミークラス症候群が起こりやすくなる原因の1つとして、“水分不足”が挙げられます。
乗り物に乗った状態で座っていると、別に運動をしているわけでもない為、積極的に水分を取るということはあまりしないかと思います。

しかし、人間の体は目に見えていなくても汗をかいたり、常に体内から水分は奪われていきます。
体内の水分量が不足すると、血流が悪くなる原因にもなる為、“こまめに水分補給”をするようにしましょう。

アルコールを摂取すると体が脱水症状になりやすいので、控えるようにしましょう。
また、コーヒーや紅茶などカフェインを含む飲み物には利尿作用がある為、体の水分を奪う原因となりますので注意が必要です。

運動・マッサージをこまめに行う

血栓ができる原因として、長時間同じ体勢でいることが原因である為、足を動かして血流を促すことで発生のリスクを大幅に抑えることができます。

運動といっても、30分~1時間に一度、足や足の指をこまめに動かしたり、つま先立ちをしたりすることで十分です。
エコノミークラス症候群は下肢から発症する例が多いことから、足をこまめに動かすように心がけるようにします。

また足を動かす運動だけでなく、ふくらはぎをマッサージしたりするのも、血流をよくするのに効果的です。

乗り物で窓側に着席した場合、隣の人に気を使ってなるべく動かないようにしたり、トイレ休憩をガマンしてしまう人もいます。
夜行バスなど途中休憩で下車できるものであれば、必ず一度降りて体を動かすようにしましょう。

ゆったりとした服装を心がける

長時間のフライトや乗り物に乗る際には、締め付けの強い服装はできるだけ避けましょう。

服の締め付けだけでなく、ベルトの締めすぎなどにも注意が必要です。
なるべくゆったりとした服装を心がけ、血行を悪くするような締め付けがないかどうか確認するようにしましょう。

服の締め付けは長時間になると意外と負担が大きいものですから、小さいことかもしれませんが注意するようにしましょう。

 

エコノミークラス症候群になりやすい人

エコノミークラス症候群は、長時間同じ体勢でいることで起こりうるものであり、誰にでもそのリスクはあります。

ですが、エコノミークラス症候群の原因となる“血栓”ができやすい人とそうでない人がいることが解明されています。

  • 肥満である
  • 生活習慣病を持っている
  • 喫煙者である
  • 40歳以上の女性である
  • 身長が150cm以下である
  • 足を組むクセがある
  • 静脈瘤を起こしたことがある、起こしている

以上の項目に当てはまる人は、エコノミークラス症候群にかかるリスクが高くなると言われています。
特に注意が必要なのは“生活習慣病を患っている方”です。

生活習慣病の主な症状として挙げられるのが「高血圧」「高血糖」「高コレステロール」であり、これらは全て血流の悪さが関係する症状です。
血流が悪くなるということは、エコノミークラス症候群の原因である血栓のリスクが高まりますので、該当する方は特に注意が必要です。

 

さいごに

いかがでしたでしょうか。

エコノミークラス症候群は飛行機はもちろん、その他の乗り物や座っている時間が長い勤務中でも十分起こりうるものです。
最悪の場合死に至るケースも少なくないことから、「水分補給」・「こまめな足の運動」は常に心がけるようにしましょう。

ゴールデンウィーク中の渋滞など、長時間車に座っていなければならない状態が最も身近に起こる可能性のある危険な状態です。
渋滞に巻き込まれた際などは、早く帰りたいことからパーキングでのトイレ休憩などを疎かにしがちですが、トイレがなくてもこまめに休憩所に立ち寄り、体を動かし血流をよくすることを心がけましょう。

簡単な予防と対策で防ぐことができるものです。
誰にでも起こる可能性があるものですから、“自分も発症するかもしれない!”と意識して行動することが大切です。


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