[記事公開日]2016/07/07

ヘルパンギーナの3大症状!子供も大人もうつる感染症の治療と予防方法

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冬に大流行するのがインフルエンザであれば、夏に子供の間で急増するのが「ヘルパンギーナ」。

夏風邪の代表でもあり、毎年多くの子供たちがこのヘルパンギーナに感染します。

夏に流行るヘルパンギーナですが、そもそも普通の風邪と何が違うのか?
ヘルパンギーナと疑うべき症状とはなにか?
子供だけでなく大人でもうつるのか?
効果的な予防方法とは?

毎年必ず流行する病気、「ヘルパンギーナ」について詳しく見ていきましょう。

 

ヘルパンギーナとは?

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「手足口病」、「プール熱」とともに夏の3大感染症として数えられるのが「ヘルパンギーナ」。
他の感染症と同様、ウイルス性の感染症の一つです。主に乳幼児や子供に多く感染します。

流行時期は6月下旬~8月。
夏の時期にヘルパンギーナが流行する主な理由は以下の2つ。

 

①ヘルパンギーナを引き起こすウイルスは、夏から秋にかけて多く発生する
②夏の暑さで抵抗力が落ちてしまい、感染症にかかりやすくなる

 

確かに、夏になると途端に風邪をひく人が多くなる気がします。これは、夏の暑さは体力の消耗が激しく、夏バテなどになるとウイルスに対する免疫力が低下してしまい、ウイルスに感染しやすい体になってしまうからです。

冬の間に流行するインフルエンザの波を越えたのも束の間、5月の下旬頃から徐々に流行しはじめてくるのが、このヘルパンギーナです。

7月頃にピークをむかえ、8月~秋にかけて収束していきます。しかし秋からはインフルエンザの季節…。油断も隙もありませんね。

 

ヘルパンギーナの3大症状

普通の夏風邪かと思っていたら、実はヘルパンギーナだった!何てことも毎年あります。
ヘルパンギーナの特徴的な症状にはどのようなものがあるのかをおさえておきましょう。

 

①突然の高熱(38度~40度)
②口内炎や水泡
③喉や口蓋垂(のどちんこ)の炎症

 

ヘルパンギーナを発症すると、突然の高熱におそわれます。
夏場に急激な高熱が見られる場合には、ふつうの風邪ではなくヘルパンギーナを疑うべきでしょう。

その他の代表的な症状としては、主に口の中に現れてきます。
口内炎ができたり、口の中に水泡や水ぶくれ(1~5ミリの大きさ)が多数見られることもあります。また、喉や口蓋垂(のどちんこ)に炎症が起きることで、食事や飲み物を飲む際に強い痛みを感じます。

 

ヘルパンギーナの感染経路

ヘルパンギーナもウイルス感染症の一種であることから、ふつうの風邪同様、飛沫感染します。

体調が悪くて病院にいったとき、そこにヘルパンギーナを発症した患者さんがいれば、くしゃみや咳などで感染してしまうことは十分に考えられます。

飛沫感染だけでなく、接触感染もあります。例えばヘルパンギーナに感染した子供の唾液がついたおもちゃなどを、別の子供が触ってそのままの手でおやつを食べる、または唾液のついたおもちゃを口に入れる等で感染していきます。

 

ヘルパンギーナは大人もうつる

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ヘルパンギーナはウイルス性感染症のため、子供だけの病気ではなく大人も感染します。

子供がヘルパンギーナに感染している場合、その家族がヘルパンギーナに感染する可能性は十分にあります。
子供からの二次感染がもっとも多く、ヘルパンギーナのウイルスは種類も多いことから、一度だけでなく何度もヘルパンギーナを発症するケースも見られます。

大人が感染した場合、子供が発症するよりも症状が重いケースが多いです。

39度を超える高熱や全身の倦怠感、関節痛など、インフルエンザに似た重い症状が見られることもあります。

大人が感染する場合はほぼ免疫力が低下している場合です。重症化するケースも考えると、ヘルパンギーナに感染した場合、仕事は休んで療養する方がよいでしょう。さらに感染者を増やしてしまう場合も考えられますからね。

 

ヘルパンギーナの潜伏期間

ヘルパンギーナにも、潜伏期間と発症期間があります。

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ヘルパンギーナの発症原因であるエンテロウイルスの潜伏期間は、約3日~6日。長くても1週間程度です。

潜伏期間中にヘルパンギーナに感染したと思われるような症状が表れることはほとんどありません。潜伏期間を過ぎて発症して初めて感染していることが判明します。

発症のピークが過ぎて回復期間に入っても油断は禁物。たとえば感染したのが乳幼児の場合、便に触れた手からウイルスが体内に侵入して感染する「糞口感染」の可能性が十分考えられます。

自身の体調がすぐれないなと感じるときは、特に要注意です。免疫力の低下はヘルパンギーナの二次感染につながりやすくなってしまいます。

 

ヘルパンギーナの治療と予防方法

ヘルパンギーナはウイルス感染症ですが、現在はワクチンや抗ウイルス剤はありません。したがってヘルパンギーナに対する予防接種もありません。

ヘルパンギーナに感染した場合は、ヘルパンギーナそのものを治療するのではなく、体に表れるさまざまな症状をおさえて体の回復を促す、対症療法が基本です。

ヘルパンギーナが発症すると高熱が見られることから、体の水分がどんどん奪われていってしまいます。積極的に水分補給するよう心がけましょう。

水分補給の際、口腔内にできた水泡が破れた箇所などの痛みを最小限にするため、刺激の強い飲料などの摂取は控えましょう。酸味の強いジューズなどはのどを通るだけで激痛が走ります。

ヘルパンギーナの疑わしい症状が見られた際にはすみやかに受診し、医師の指示にしたがい安静に回復を待ちましょう。1週間以上症状の緩和が見られない場合は、髄膜炎等の合併症を発症している可能性もある為、必ず病院の診察を受けるようにしましょう。

 

さいごに

いかがでしたでしょうか?

日本は四季を感じられる素晴らしい国ですが、突然の気候の変化に体が追いつかず、疲れがたまり免疫力が低下してしまう人が少なくありません。

「季節の変わり目には体に気をつけなさい」というのを聞いたことがあるのではないでしょうか?実にそのとおりであり、季節の変わり目は体が気候に慣れず、疲労が蓄積しやすいのです。

結果、抵抗力の弱まった体では、いつも撃退できていたウイルスに負けてしまうようになり、ヘルパンギーナのようなウイルス感染症に感染してしまいます。

日ごろから規則正しい生活習慣を心がけ、免疫力が低下しないようなからだづくりを心がけでいきましょう!

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