[記事公開日]2016/03/15
紫外線量はいつから増える?月別の多い時期や時間帯
みなさん、紫外線対策はいつごろから始めていますか?
夏になると日焼け止めのCMを度々見かけるようになり、夏がきてから日焼け止めを買いに行く方が多いのではないでしょうか?
紫外線量の多い時期と強い時間帯とは?
日焼け止めはいつから塗るのが効果的なのか?
紫外線対策について気になる情報をまとめていきます。
目次
紫外線の多い月~いつごろから多くなる?~
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紫外線はいつ頃から多くなるか知っていますか?
夏に日差しが強い日などは“紫外線が多いな!”と感じると思います。
では紫外線量を月別に調べてみた結果をご紹介します。
日最大UVインデックス(推定値)の月別累年平均値グラフ
出典:気象庁ホームページ (http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/link_uvindex_norm56.html)
「日最大UVインデックス(推定値)の月別累年平均値グラフ」(気象庁ホームページより)
7月・8月の真夏に紫外線量が多いのはもちろんですが、まだまだ寒い冬の2月でも中程度の紫外線量があり、3月からどんどんと増えているのがわかります。
紫外線対策は3月頃から始めるのが良いと言えます。
紫外線量の多い時間帯
もうすでに3月から紫外線量がどんどん増えていることがわかりました。
では1日のうちもっとも紫外線量の多い時間帯はいつなのでしょうか。
紫外線量が増えてくる3月と、紫外線量が1年を通して一番多い7月を見てみます。
月最大UVインデックス(観測値)の時別累年平均値グラフ
出典:気象庁ホームページ (http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/link_uvindex_norm_obs.html)
「月最大UVインデックス(推定値)の時別累年平均値グラフ」(気象庁ホームページより)
7月の9時~14時にかけて強い紫外線量が観測されているのは想定内の範囲です。ですが、3月の正午の紫外線量が、真夏である7月の午前9時に観測される紫外線量とあまり変わらないということに皆さん驚かれるのではないでしょうか。
7月の午前9時といえば、もう太陽がすっかり上がり、じりじりと暑さが身体に響いてくる時間帯です。この時の紫外線量が、まだまだ寒さが残る日もある3月のお昼頃と同じ紫外線量なのです。
お昼といえば、少しあたたかい時間帯でもあり、会社ではお昼休憩に外出したり、学校ではお昼休みで外で遊んだりする時間帯です。あたたかくなってくれば、薄着で外出する日もあるでしょう。
本当に紫外線対策を始めるのならば、3月でも早いことはなく、むしろ始めた方がいいかもしれません。
紫外線の種類と特徴
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紫外線には2種類あります。
それぞれの紫外線で特徴と紫外線量のピークに違いがあります。
UVA(紫外線A波)
- 地表へ届く紫外線の約95%
- 波長が長いため、表皮を突き進み、真皮にまで到達する
- UVBほどのエネルギーはないが、波長の長さから雲もガラスも通過する
- 真皮にあるコラーゲンを破壊し、しわ・たるみを引き起こす
しわやたるみなど、老化の原因となるのが「UVA」です。
波長が長く、雲もガラスも通過するので、直接光を浴びなくても日焼け止めを使用しなければ防ぐことができません。
4月~8月がピークと言われていますが、それ以外の月もピークの半分異常の紫外線量のため、1年を通して注意し、予防することが好ましいとされています。
UVB(紫外線B波)
- 地表へ届く紫外線の約5%
- 波長が短いため、肌の奥まで届かない
- エネルギーが強く、表皮を赤くさせ炎症(やけど)を引き起こす
- 日焼けによるシミ・ソバカスを引き起こしす
地表に届く紫外線総量が10%に満たないにも関わらず、人体への影響を引き起こすエネルギーがきわめて高く、有害性はUVAの600~1000倍近いと言われています。
1年を通じて紫外線量の差が激しく、4月から徐々に増え始め、5月~8月がピークです。
一般的に海水浴等で日焼けしたという症状は、このUVBの影響です。
UVBを防ぐためには、SPFの高い日焼け止めを活用する必要があります。
まとめ
私たちが夏場に「日焼けした」というのは、UVBが原因であり、最も多くの人が日焼け対策を行う5月~8月がピークです。
しかしもう1つの紫外線であるUBAは、暑い夏場だけではなく、春頃からピークをむかえ、さらには年中と通して紫外線量が多いものでもあります。
3月頃から紫外線対策をおこなうことは決して遅くはありません。
肌の老化を防ぐためにも早めの紫外線対策を心がけましょう!
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