[記事公開日]2016/03/22
痛風の原因と症状!改善方法とは?何科を受診すればいいの?
足の指が急な激痛におそわれた時、真っ先に疑うのが「痛風」です。
風が吹いても痛いと言われている痛風ですが、
何が原因で起こるのか?
どのような症状があるのか?
痛風にかかったらどうすればいいのか?
痛風の原因と対策についてお伝えしていきます。
痛風は何が原因で起こるのか
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痛風は、血液中の尿酸値が高くなることが原因となって起こります。
体内の尿酸量はほぼ一定に保たれていますが、これが何らかの原因で体内の尿酸量が増えてしまうと高尿酸血症になります。
高尿酸血症になると、尿酸が結晶となって関節に沈着します。これが痛風発作の原因です。
高尿酸血症からといってすぐに痛風発作が起こるのではなく、発作が起きるまでに少なくとも8年以上は経過しているといわれています。
尿酸値が高くなる原因
痛風のもととなる尿酸はプリン体という物質が原料になります。
プリン体が体内で増える要因は、主に次の3つが挙げられます。
- プリン体を含む食品や飲料を摂取する
- 新陳代謝により古い細胞が分解される際にプリン体が発生する
- 急激な運動量でエネルギーを使うとプリン体が発生する
新陳代謝は生きていく上で避けられないものです。なのでプリン体を含まない食事を心がけることが大切になってきます。
痛風の症状
風が吹くだけで痛いと言われる痛風ですが、主な症状をまとめます。
足の激痛
言わずもがな一番苦しいのは足の激痛です。
足の親指の付け根などの関節に激しい痛みを感じます。痛みのレベルとしては、歩くのはもちろんのこと、立つことすらも大変苦痛に感じるほどの痛みです。
患部の腫れ
足の激痛とともに、患部が赤く腫れあがります。
腫れた部分に刺激が当たると悶絶する痛みが全身を走りますので、靴をはくことはできません。
酷いと本当にパンパンに腫れあがります。
痛風の対処方法
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痛風かもしれない!と感じたとき、一体どうすればいいのか。
まずは病院で早急に受診するようにしましょう。
痛風の症状が出た場合、向かう先は内科です。
大きい病院では、痛風専門の外来がある場合もありますので、見つけた際にはそちらに一直線に向かってください。
痛風には似たような症状が見られる偽痛風もありますので、きちんと診察を受けることで痛みの原因は何なのかきちんと判断する必要があります。
想像を絶するような痛みですので、初めて痛風になる方は、骨折をしてしまったかもしれないなどパニックになることもありますが、骨折に思い当たる節などなければまずは内科で早急に診察してもらいましょう。
痛風と診断されたら
内科や痛風専門外来で痛風と診断された場合、まず痛風発作の痛みを緩和させる薬物療法を行います。
痛風の痛みは約10日ほどで落ち着いてきます。
初めのうちはとてつもない痛みで起き上がるのも苦痛に感じられるほどですが、痛み止めなどを用いることで徐々に痛みが引いていきます。
痛みがある程度緩和されたら、尿酸値を下げるための薬物療法と食事療法を行います。
きちんと毎日尿酸値を下げる薬を服用し、プリン体を含まない食事を選ぶなど、できるだけ尿酸値が上がらない対処を行います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
実際痛風にかかってしまった身内を目の当たりにしたことがありますが、凄まじい激痛に1日中うなされ、立つこともできず本当に苦しい思いをしていました。
尿酸値の上昇はプリン体の過剰摂取なども原因として挙げられますが、何より生活習慣の乱れが原因です。
食べ過ぎ、ストレス、多量の飲酒、といった生活習慣の乱れが引き起こす、生活習慣病の一種だとも言えます。
生活習慣を整えるだけでも、痛風予防の効果があります。
激痛を経験したことのある方も、そうでない方も、本当に苦しい痛みが自分に起こらないように日々気をつけていきたいものです。
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